沿革

1995年5月(当時)建設省に、公共事業の円滑で効率的な執行を通じて、建設費の縮減と公共施設の品質確保・向上を図るため、「公共事業支援統合情報システム(建設CALS/EC)研究会」が設置されました。  そのことを受け当部会(日建連 建築本部 建築生産委員会 IT推進部会)は、1995(平成7)年8月旧BCS(建築業協会)生産委員会情報システム部会として発足しました。 

1997(平成9)年6月、建設省(当時)が公表した「建設省直轄工事における建設CALS/ECアクションプログラム」に応じ活動を続け、2001(平成13)年5月に設置されたIT特別部会の提言を受け、10月にIT推進部会へ名称を変更するとともに、活動の見直し、構成員の再編成を実施しました。 

IT特別部会報告書「建築業のIT化に伴う課題とその対応について」2001(平成13)年9月13日

 当時から、IT推進部会は、「IT活用による建築生産の効率化に関する検討を行うこと」を目的とし、「IT活用による総合的な建築生産に係る推進策の検討、建築産業界に共通する建築生産情報の共有化・標準化に関する検討及び各種情報の収集・整理を行うとともに、国土交通省をはじめとする情報システムに関連する委員会・研究会への委員派遣を行い、情報システム関連情報の収集・整理と建築業界の意見反映、その推進のための提言を行う。」活動を実施してきました。近年は、ITに関する技術の進化やニーズの多様化により従来のITに加えCommunicationを追加した「ICT」という言葉が一般化し、その活用が生産性向上において重要とされています。こうした変化を受けて2021年4月より部会の名称を「ICT推進部会」に改名し、現在に至っています。

 ICT推進部会の歩みにその経緯を示します。