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けんせつ小町

技能者STORY

“つくる”に魅せられた女性たちの物語 日建連では、専門工事を行う協力会社のけんせつ小町も応援しています。
今回、女性技能者がどのように入職し、現在の仕事と向き合い、これからのキャリアを描いているのかを取材し、「“つくる”に魅せられた女性たちの物語」として皆様にお届けします。
未来のけんせつ小町への力強いメッセージがたくさん詰まったストーリーとなっているので、多くの皆さんに読んでいただきたいと思います。

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第1回

「家族の応援と経験を糧に、前進!!」

湯澤奈々実さん(2014年入社)

株式会社大平組

鉄筋工(てっきんこう)
鉄筋コンクリート構造物のコンクリートの中には、外からは見えませんが、骨組みとなる鉄筋が埋め込まれています。この鉄筋を建造物の図面に従って組み立てていくのが、鉄筋工事業の仕事です。

『ここ、私が全部つくったんだよ』と自慢したい

「いまやっているのは壁や梁の鉄筋を組み立てる仕事です。この現場は始まったときから担当していて、地元の現場なので愛着があります。完成後に家族や友人に『ここ、私が全部つくったんだよ』と自慢したいですね。鉄筋はコンクリートの中に隠れちゃうんですけど」と笑顔で答える湯澤さん。

イメージ湯澤さんが担当したという地下の壁部分。建物が完成した後はエントランス(入口)になるという。

最初は祖母が反対していました

高校の普通科を卒業した湯澤さんが建設業界を選んだ理由は、家族の影響。
「父が瓦屋なんです。一回だけ働いてる姿を見たことがあるんですけど、『あっ、すごい!!お父さん、カッコイイな!』と思ったんです。この仕事に就くことになって、周囲の反対はそんなになかったんですが、祖母は反対していました。でも、とある誌面に私のインタビュー記事が出たところを見てくれて『頑張ってるんだね』と応援してくれるようになりました」

真面目かつ熱心に仕事に取り組むのが彼女のスタイル

「建築現場はトイレもきれいですし、更衣室もありますし、環境は良くなってきています。建設現場なので重いものを持つこともありますが、私より体も小さいのにたくさん担いでいる女性もいるんですよ。『重くないですか?』と私が聞いてしまうくらい。なんでそんなに持てるんだろう…と考えちゃいますね」周囲のすべてをヒントと捉え、真面目かつ熱心に仕事に取り組むのが彼女のスタイルだ。

イメージ工具が付いた安全帯も慣れた手つきで装着し、現場に向かう。
そんな彼女の背中がカッコイイ。

女性加入で変わるチーム

湯澤さんが勤める大平組は昨今の建設作業員減少傾向をいち早くとらえ、女性採用に力を入れている。大平智彦社長自身も現場に出るので、建設現場で女性が増えてきたことを感じるという。
「女性だからこそ上手にできる作業があるんです。狭い場所での作業、片付け、メンテナンスなど建設現場は力仕事以外にもたくさん作業があり、決して女性が不利というわけではありません」と大平社長はこの仕事の中での女性の活躍を表現する。「ペアを組んだ先輩が次に何をしたいのかを察知して補佐するよう心がけています。気が利くと言われることも多いです」と照れながら話す湯澤さん。彼女をあたたかく見守る先輩たちとのチームワークで様々な課題を乗り越えている。

イメージ終始笑顔が絶えない湯澤さん(左)と大平社長(右)。

狙うは最優秀技能賞

現場で様々な経験を積み、自信を持てる仕事の数も増えているなかで、次の目標は技能士一級の資格に最優秀で合格すること。大平組からはこれまでも同様の合格者を輩出しているが、女性ではまだいない。「(最優秀を)狙っているんです」と笑顔で語る姿からは、キャリアアップのために職場で切磋琢磨しているひたむきさが伝わってきた。

イメージ先輩との協働。「あまり溜めずに思ったことはどんどん言う」が良いチームワークのコツだとか。

続けていきたい仕事

大平組では高校での出前講座などを通じて女性採用を積極的に行っている。また、産休や育休の制度も整備し、女性が抱えることが多いライフステージ変化への不安は会社のサポートがあるためあまり感じることはなさそうだ。
湯澤さんも「ずっと続けていきたい仕事です。続けていけそうだな、とも感じますし」と答える。大平社長はまだ制度を取得した社員がいないことに不安だと言っているが、きっと今後、彼女がさまざまな「初めて」を作り出していってくれることだろう。

イメージこちらの現場に勤める大平組のみなさん。

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