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けんせつ小町

お知らせ

けんせつ小町工事チームとの意見交換会
【名工建設株式会社けんせつ小町チーム】

2019年6月13日(木)
14:00~16:00
柱町Bv作業所(愛知県岡崎市)

当日スケジュール
◯参加者自己紹介
◯柱町Bv作業所の紹介
○現場見学
○名工建設 けんせつ小町活動の紹介
○日建連 けんせつ小町委員会活動の紹介
○意見交換・フリーディスカッション

働きやすい職場環境にこだわる名工建設株式会社

女性社員の現場配属に積極的な名工建設株式会社。トイレや更衣室の設置といった職場環境の整備だけでなく、名古屋市子育て支援企業、あいち女性輝きカンパニー、子育てサポート企業(くるみん)など女性活躍推進に関する認定・認証の取得にも積極的です。誰もが働きやすい会社を目指し、独自の制度を設けるなどしています。

また、第4回けんせつ小町活躍推進表彰(2018年)において、同社の女性社員が参画している「けんせつ小町・チーム“愛”」が最優秀賞を受賞。同チームは、建設会社・設計会社・行政の女性技術者が組織や職種にとらわれることなく集まり、勉強会などを開催しています。その横断的な活動が高く評価されました。そうした背景を踏まえ、このたびの意見交換会が実現しました。

イメージ柱町Bv作業所の現場事務所で意見交換会

柱町Bv作業所の紹介

名工建設 鉄道土木工事部工事課の波多野さんから、柱町Bv作業所の紹介と、同作業所が管轄する「東海道本線柱町Bv新設」の工事概要の説明がありました。

東海道線上下線、準本線、材料線の6線の下をくぐる道路を新設するため、採用しているHEP&JES工法を映像で解説。土被り(地表面までの厚さ)が33㎝と薄く、「非常に難易度の高い工事です」と波多野さん。東海道線のレールに影響が出ないよう、監視カメラ・軌道自動計測装置を使って24時間体制の軌道監視や列車接近・通過時の作業中止など、鉄道工事における安全対策についても話が及びました。

イメージ イメージ

現場見学

現場事務所から工事現場に移動し、東海道線の線路を挟んで、発進側と到達側の両方から現場の見学を行うとともにトイレや休憩場所の位置など職場環境についても確認しました。日建連けんせつ小町部会の委員からは、「トイレの動線や配置など使いにくさを感じているところはないか」「改善してほしい事項について、どのように話し合っているか」など質問が飛びました。

イメージJR岡崎駅から徒歩約10分の場所にある工事現場
イメージ名工建設 柘植所長による現場説明
イメージトイレの位置や、更衣室の配置を細かく確認

名工建設 けんせつ小町活動の紹介

名工建設は昭和16年に設立され、現在1,020名の社員が在籍、そのうち女性は92名。技術部門20名のうち現場勤務は14名。女性社員(技術職)の比率は昨年度2.1%を達成しており、2021年には2.5%達成を目標に掲げ今年度も継続的な採用を推進しています。
女性が働きやすい環境づくりのために産前産後休業や育児休業、育児短時間勤務など福利厚生制度を設けています。意見交換会の参加者の一人である三窪さんは、女性技術者として初の育児短時間勤務を取得中ですが、内勤の女性については育児休業明けの復職率は100%を誇っています。

総務部経理課の恒川さんから、けんせつ小町に関連した活動のひとつとして紹介されたのは、制服のリニューアルです。「男女どちらでも着用可能ですが、女性社員の意見を取り入れて制服を一新しました。ヘルメットや安全靴など女性サイズも充実させていきたいです」と、今後の取り組みにも触れました。

イメージ 名工建設 恒川さん

続いて土木部門の小瀧さんから、同社の女性技術者だけでなく、協力会社の技能者にも女性が増えているという報告がありました。

「女性社員がいなくても、女性用のトイレと更衣室は設置するようにしています。私たちだけでなく、協力会社の女性技能者にも配慮したいので、工事に入る前の事前打ち合わせで、準備をしています」(小瀧さん)
柱町Bv作業所の現場事務所にも設置しており、日建連が配布している「『けんせつ小町』が働きやすい現場環境整備マニュアル」などで情報共有を行うなどしているそうです。同じ現場で働く社員間の情報共有だけでなく、「けんせつ小町・チーム“愛”」のメンバーとも勉強会を開催するなどして、横のつながりからの情報収集にも務めています。

イメージ 名工建設 小瀧諒子さん

日建連 けんせつ小町活動の紹介

続いて、けんせつ小町広報専門部会の春日部会長が、けんせつ小町の活動を紹介しました。
春日部会長は、建設会社で働く女性技術者が、15年間(2002年~2017年)で3倍に増加していると建設業界の現状について述べました。
そして、建設会社で働く女性が増えることは、働き方の多様化や職場環境の改善、長時間労働の是非などに寄与すると期待されているとした上で、「だからこそ男女ともに、より良く働ける業界にしていくために活動しています」と、けんせつ小町の活動の意義を説明しました。
特に「けんせつ小町・チーム“愛”」が最優秀賞を受賞した「けんせつ小町活躍推進表彰」は、けんせつ小町たちのモチベーションアップにもつながっていること。「どの応募チームもレベルが高く、受賞者を選ぶのが難しくなっている。嬉しい悲鳴です」と、注目度の高さにも言及しました。

イメージけんせつ小町専門部会 春日部会長(左)

意見交換・フリーディスカッション

(職場環境の整備について)

(日建連)さきほど現場事務所のトイレの位置を確認しました。女性用トイレに行くには、どうしても男性用トイレの前を通らないといけません。男性の姿がそこにあれば、女性はどうしても気になってしまいます。改善の余地があると思います。

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(日建連)たかがトイレと思われるかもしれませんが、男女共同のトイレでは使いにくいといった理由でトイレに行くタイミングがつかめず、体調を崩す人も少なからずいます。健康面を考えてもすごく重要な話なので、各社に整備をお願いしています。

(名工建設)多数の女性が現場に出るようになったのは、ここ3~4年です。最初に女性が現場に配属する際、内勤者に相談がありました。しかし、内勤者は基本的に現場に出ないために現場の状況を把握しきれず、的外れなアドバイスになっていたと感じることもありました。今後の改善点などについてアドバイスをいただけると助かります。

イメージけんせつ小町専門部会長の二人 人材確保専門部会 木村部会長(左)と職場環境整備専門部会 西岡部会長(右)

(事務所のレイアウトについて)

(名工建設)男性社員が女性社員の前で、つい着替えてしまう。それが女性社員にとっては気になると意見があったので衝立を置き、男性社員には衝立の中で着替えてもらうように対処しました。ただスペースが限られており、女性社員から意見が出ても、すぐに対応できないこともあります。

(日建連)男性と女性それぞれの更衣室を設置するなどスペースが必要なことは、事務所を建てる段階で計画しておかないと、後になって追加するのは難しいと思います。職場環境整備専門部会に相談いただいたら、アドバイスはできますし、各社の事務所レイアウトの参考事例もあるので、共有していきたいです。

(日建連)トイレや更衣室もそうですが、少しほっとできる場所があるといいと思います。私が初めて入った現場は、人間関係がとても良好で仕事も楽しかったのですが、女性が現場に配属されることが稀有な時代だったので、常に周囲から注目を受けていることを感じ、勤務時間内でも精神的に疲れてしまうことがありました。いまは現場で働く女性が珍しくはなくなりましたが、人数が多いわけではなく、注目がないわけではないと思います。仕事の合間に少し緊張を解けるような空間があるだけで、女性技術者にとっての職場環境はすごく改善されると思います。

イメージ(名工建設土木部門のみなさんも積極的に発言)

(時短勤務について)

(名工建設)私はこの会社で初めて時短勤務を取得しました。社内に事例がないので、他の方がどんなふうに働いていらっしゃるのか知りたいです。

(日建連)先日取材した女性技術者は、2人目のお子さんの産休明けに復職した際、現場が遠いため時短勤務になった方でした。施工管理の分野で最終的に現場所長を目指したいという明確な目標がある中で、現時点では働き方を調整しなければいけない。では今できることは何か、目標のキャリアプランを達成するためにはどうすべきか、ということを上司とともに考え相談しながら、担当する業務を工夫していました。彼女の上司も彼女をしっかり育てて将来は現場所長になってもらいたいと思っている。お互いの考えが共有されているからこそ、時短勤務であっても将来のキャリアプランを考えた働き方ができていると感じました。とても良い事例だと思います。

(日建連)そうした事例は、けんせつ小町HPでも紹介していますのでご覧ください。彼女の話を聞くと、子どもを産むことも、仕事を続けることも自分が決めたことだからと前向きに捉え、まわりを上手に巻き込んでいる姿が印象的でした。

(日建連)妊娠中に体調に配慮するため、やってはいけない業務は法律で決められています。当事者だけでなく、業務を管理する所長や一緒に働く人たちにも理解してほしいです。こういった法律の理解は、社会勉強の一環でもあるため、法律を学び建設業の一般常識となるような勉強する機会を増やしていきたいと考えています。

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