本ガイドラインは、建設現場ネットワークの安全・安定した運用と建設現場への容易な導入を目的に、2005年4月発行の 「JV現場ネットワークの構築と運用ガイドライン(第2版)」、2008年11月発行の 「建設現場における情報セキュリティガイドライン」との棲み分けを図って全面的に再編集した 「建設現場ネットワークの構築と運用ガイドライン」、を現在の技術レベル、運用レベルに照らして見直して更新をかけたものである。
今回の更新に際しては、利用が拡大しているオンラインストレージ等のクラウドサービスの利用に関する記述を中心に追加した。 なお、ネットワークにおけるセキュリティリスクへの対応策については、現状の情報セキュリティリスクに対応できる最低限の対策を指針として記載しているため、本ガイドラインの内容に準拠していればリスク対策は万全、というものではない。 個別のプロジェクト要件や新たに発生したセキュリティリスク等への対策については、関係者と協議・調整を十分に行ったうえで対応していただきたい。