1996年度CALS活動計画

日本土木工業協会のCALS推進計画

1996年度CALS活動計画

1996年5月から1997年3月までのCALS推進計画と一部実績である。

--- CONTENTS ---

1.1996年度の研究課題と検討メンバー

2.外部CALS推進機関との連携

3.1996年度の活動計画/FONT>

(1)情報インフラ研究グループ

(2)文書の電子化研究グループ

(3)SGML実用化研究グループ

(4)図形情報標準化研究グループ

(5)工程EC研究グループ

(6)現場情報標準化研究グループ

4.1996年度活動のまとめ



1.研究課題と検討メンバー

1996年度は研究テーマも多くなり、CALSは業界全体がレベルアップする必要があるので、参加メンバーの範囲を広げた。
しかし、あまりに多くてもまとまりが悪くなるので土工協の各委員会の委員長会社から17社の参加を得て表−1に示すテーマと 担当会社からなる6グループを編成した。

表−1 CALS推進の技術要素と担当会社

グループ名 担当会社
① 情報インフラ研究 大林組、鴻池組、飛島建設
② 文書の電子化研究 前田建設工業、五洋建設、日本国土開発
③ SGML実用化研究西松建設、熊谷組
④ 図形情報標準化研究清水建設、戸田建設、間組
⑤ 工程EC研究大成建設、大日本土木、フジタ
⑥ 現場情報標準化研究鹿島建設、三井建設、竹中土木

2.外部CALS推進機関との連携

研究推進に当たっては、発注機関である中央官庁、地方公共団体、公団・公社、CALS推進機関、民間の推進機関などの関係業界 と連絡を取りながら進めてゆく方針である。
また、外部機関の成果を十分利用し、無駄のない活動とするために、外部CALS推進機関の調査研究は必要であり 以下の調査を実施した。
 ①CALS Pacific Korea'96への検討メンバー全員参加
アジア諸国のCALSに対する熱意を感じ、日本も頑張らなくては。座長が日本土木工業協会のCALS推進について発表(日本語であったので今度は英語で挑戦)

 ②CALS Tokyo'96

全員で参加し、担当を決めて報告した。座長がパネラーとして参加

 ③CALS Expo’96に参加

土工協会員からは4社が参加

 ④建設省の主催する米国EC調査団に参加

鹿島建設の松本喬氏が参加


3.1996年度の活動計画

建設省から短期(1996〜1998年)、中期(1999〜2005年)、長期(2006〜2010年)のCALS推進計画が発表され、土工協でも 建設省のスケジュールに合わせ短期、中期のCALS推進計画の見直しを行った。
土工協のCALS推進に当たっては、CALS検討WGの1995年度報告書、建設省の建設CALS研究会の成果、 実証実験,総合技術開発プロジェクト、CALSPacific Korea ,Japan ,Expo の論文を参考にし、昨年調査した汎用性の高い シールド工事にターゲットを絞り活動する。
各要素技術研究グループとも必要に応じて分科会を設置し、設計コンサルタント会社やソフト会社、専門工事業者、建設資材業界 などの参加を図ることにしている。

(1) 情報インフラ研究グループ

CALSの前提であるコンピュータと通信について研究する情報インフラグループでは、以下の項目について調査研究する。
a.情報インフラのアンケート調査の実施
b.土工協及び会員会社間のインターネットの有効活用
c.会議の電子化とペーパレス化の研究
d.その他

(2) 文書の電子化研究グループ

現場には多くの書類があり、このうち提出書類の電子化を検討する文書の電子化研究グループでは以下の項目について研究する。
a.発注者・監督官庁等への届け出書類の調査
建設省・労働基準監督署等の書類を収集し参考とするとともに香港政庁等の届け出書類システムの調査し参考とする。
b.書類の電子化
整理した書類の電子化とデータベースの研究を行う。また、日報のように継続的に作成する書類についても電子化を図る。
c.その他

(3) SGML実用化研究グループ

国際化に対応し、かつ文書のデータベース化を図るため、文書の国際規格であるSGMLを研究するグループで、以下の調査研究を行う。
a.SGMLの国際基準(ISO8879)等の基本調査
b.土工協として採用するSGML関連ハード・ソフトの研究
c.標準的な交換文書のSGML化
これらの文書の階層構造を解析し,DTDを定める。(法規や仕様書は発注者側で作成していただく。)
d.その他

(4) 図形情報標準化研究グループ


土木構造物を具体的に表現する図形について研究するグループで、以下の調査研究を実施する。
a.図面電子化の現状確認と動向調査
b.図面情報交換の標準化研究
図形構成の標準化と図形情報の送受信の標準化を研究する。建設コンサルタント協会の協力をいただき共同で作業を行う。
また、通産省のEC実証実験のうち図形情報に関係するCI−NETの建設CADデータ交換やエンジニアリング振興協会のプラントCALSの成果を参考にする。
c.IDEF0法、その他

(5) 工程EC研究グループ


土木工事の施工段階に必要な工程、数量、EC(狭義のEC)等を研究するグループで、以下の項目について調査研究を実施する。
a.工程
工程管理に関する現状や工種や工事規模別推奨ソフトを調査し、モデル現場で実際に適用する。
b.数量
シールド工事の数量計算システムを構築する。また、「建設省下水道事業積算基準」を参考にして数量の受け渡しについて研究する。
c.EC
国際基準、国内基準、業界基準の現状を調査する。積算体系に基づく工種の資源をデータとして整備する。また、専門工事業者や関連商社間の電子化についても研究する。
d.CALS推進機関の動向調査

(6) 現場情報標準化研究グループ


このグループは、発注者の管理事務所や同業他社、専門工事業者などのやりとりと現場の諸管理の情報化について研究する。
a.施工管理システムのアンケート調査とまとめ
b.モデル現場の官民、民民のやりとり業務情報の分析
管理事務所との毎日の打ち合わせ、文書、図面類、電子映像のやりとり等について研究する。同時に同業者間及び下請負者間とのやりとりについても調査研究する。
c.現場管理の電子化(ハード・ソフト共)
現場の労務,安全,品質,環境などの管理として用いられているものの中から業界としてできるものから標準化の検討を行う。
d.その他

4.1996年度活動のまとめ(案)


はじめに

1.活動経過

1.1 定期会議

1.2 内外CALS活動の調査

1.3 外部発表

1.4 ホームページの開設

2.土工協会員の情報化の現状

2.1 アンケートの目的

2.2 アンケートの範囲と項目

2.3 調査結果

3.技術要素の研究

3.1 情報インフラ研究グループ

3.2 文書の電子化研究グループ

3.3 SGML実用化研究グループ

3.4 図形情報標準化グループ

3.5 工程EC研究グループ

3.6 現場情報標準化グループ

3.7 モデル現場

4.建設省CALS推進活動への対応

4.1 公共事業支援統合情報システム研究会(建設CALS研究会)

4.2 建設省CALS実証フィールド実験

4.3 建設省土木研究所総合技術開発

4.4 日本道路公団実証実験工事現場への対応

4.5 運輸省那珂湊ケーソン工事への対応

4.6 農林水産省の農村整備